書評とか作品紹介とか人に興味を持たせる文章を書くって難しい
唐突だけど自分がブログを始めたきっかけは、良いと思った本やアニメをもっと広めたいと思ったからだ。
広まればそれだけ多くの感想を見ることができるし、その作品の続編なんかも期待できるかもしれない。
弱小ブログでは一人二人にしか広められなかったとしても、その人達が更に広めることでネズミ講のように広がっていく。
そんな一つの起点であればいいと。(本音=ついでにアフィリエイトでがっぽがっぽしたい)
で、そんなブログ記事を書く上での一つのゴールとなるのが
「その作品に興味を持たせること」
なのであるが、いまいち手応えを感じない、消化不良な記事しか書けていないのが現状である。
「興味を持たせる文章とは」とか考えていたときに読んだのが下記記事である。
何かもう凄いし面白いしそのまま回遊しちゃってここに戻ってこない人続出するかもしれないけど、とりあえず読んでほしい。
どうだろう。おわかりいただけただろうか?
今、PR記事をPRするとかいうよくわからないことをしているわけだけど、それをしてしまうぐらいのインパクト。
宣伝記事ですと冒頭で謳いつつも読ませるこの構成力と文章力。
上手い、面白い、興味を持たせるというこの走攻守三拍子揃ってる感にただただ脱帽。
全く興味無かった自分ですら興味持たせられたし、元々興味あった人は背中押されるような記事になってるし、もはや手放しで賞賛するレベル。
凄いなと感嘆しつつ、「こういった興味を持たせる文章を書くには」を考えた。
フォーマットに囚われてしまうのはよくないが、ポイントを自分の言葉で言語化して整理することは大事って誰かが言ってたので整理した。
文章がややこしくなるので「本の紹介をするには」前提で書くけど、本質はアニメ作品紹介とかも同じだと思う。
読ませる文章であること
書評とか以前の話だけど。
読者が求めている内容ではなかったり、退屈な文章だったり読み応えの無い文章だったりするとそもそも読まれない。
読まれないということは興味を持たせるためのスタートラインにすら立つことができていないということ。
紹介する本を読んでもらうためにまず自分の文章を読んでもらうという目的見失いそう感はあるけど、紹介元の信頼というのは大事。勝ち取っていこ。
「じゃあ読ませる文章ってなんだよ」
っていう、そこから考えるべきだったなという当然の疑問が湧いてきたけど長くなりそうなので別記事で書こう。
実際に見てもらうこと
いわゆる「百聞は一見に如かず」というやつで、くどくどつらつらと説明するより実際に見てもらったほうが早いし伝わる。
ただ、対象がネットですぐ見ることができるものであれば読者も気軽に見られるので「とりあえず見てくれ」で済むのだけれど、問題はそうでないもの。
本やら映画やらアニメやら、その場でサッと見れないものはそうはいかない。
じゃあどうするか。
アプローチの一つとしては"引用"を使うこと。
響いた言葉や独特な言い回しなんかがあればそれを引用することで、同じように琴線に触れる人がいるだろう。
しかしそういったものは一連の流れの中で出てくるからこそ強く光るもの。
ぱっと引用したところで却って薄ぼんやりしたものにしか見えなくなることもある。
かと言って長々ダラダラと引用しても読む気が失せるリスクもあり、中々に難しい。
その作品の味が凝縮されたような、最も美味しいと感じたところを伝えられるセンスある引用を心がけたい。
内容・良かった点・得られたことが要約されていること
大半は、この3つのいずれかが「求めているもの」と一致したときに読もうという気になる。
読者は「この本は自分が求めているものなのか?」という情報を求めているはずなのでそれを教えてあげればいい。
重要なのはここだと思うのでもう少し掘り下げて考えてみる。
どんな内容なのか
あらすじであれば、amazonやらWikipediaやら何やらに書いている。
が、それすら長くて読みたくないという人もいるだろう。
自分の言葉で「一言でまとめると」ぐらいの短さでいい、どんな内容かというのを書く。
ここで主観も交えて書けば、後に続く文章のトーンも読者に伝わって読みやすい文章にもなるだろう。
あらすじを書くというよりは本の帯を書くイメージで、コピーライターになった気持ちで書いていきたい。
どういうところが良かったのか
ざっくりと内容説明した後で、具体的にどういうところが良かったかを伝える。
ここで引用を上手いこと駆使することができれば、ツボが合う人にはきっと伝わるだろう。
ただ、ネタバレしないようにとかその辺を意識するので難しいんだけど?
そこはほら、アレ、がんばる。
何を得られたのか
「で、何が得られたんだっけ?」の結果を書く。
こういう知識が増えたとか、温かい気持ちになれたとか。
実際書く時は「~が得られて良かった」という感じになると思うので、上で書いたのとまとまる気はする。
まぁ「こういうものを求めている」って読者に対して「こういうもの得られるよ」っていう一つの解を示してあげることが大事であると。
おわりに
考えながら書いていたら、どこから目線なのかよくわからない文章になってしまったけどそこはまぁいいや。
客観的に考えて整理したことでなんとなくわかった気になった。
言うは易く行うは難し、実践できるかというとまだまだ慣れが必要だろうけど。
自分で書いていて耳が痛い