はいもしもし儚き命です!

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主に感想・考察・レビューを綴る徒然なる雑記

【感想】アニメ『NEW GAME!』はがんばるぞいな気分になる良い作品だったので魅力語る

はたらくって青春だ。

TVアニメ『NEW GAME!』オフィシャルサイト

放送開始前(6月頃)→「いや、それはない」

最終回終了後(今)→「いやぁ、あおっち本当おめでとう。コウさんも素晴らしいおめでとう。りんさんもひふみさんもゆんさんもはじめさんもしずくさんも本当に良い先輩達で良かったな。後はねねっちとうみこさんのコンビ感ね、良いね、最高ね。それぞれの個性が活きてて素晴らしいチームね。青春な!青春してんな!はたらくって青春だ、な!(早口)」

という温度変化があったので、アニメ『NEW GAME!』最終回終えての感想と魅力を語る。

結論から言うと、最終回素晴らしかった。

TVアニメ「 NEW GAME! 」オープニングテーマ「 SAKURAスキップ 」

TVアニメ「 NEW GAME! 」オープニングテーマ「 SAKURAスキップ 」

あらすじなど

 どういうアニメなのかといった情報はWikiや公式HP見てもらった方が正確なのでぶん投げます。

主人公の涼風青葉は高校を卒業後、小学生の頃から好きだったコンピュータRPGフェアリーズストーリー』シリーズを制作しているゲーム開発会社「株式会社イーグルジャンプ」にグラフィッカーとして就職する。若い女性ばかりで友好的な雰囲気のチームに配属された青葉は、彼女にとって憧れであり目標だったキャラクターデザイナーの女性、八神コウの部下として働くことになるが、仕事のことには自分にも他人にも厳しく有能なのに、私的な事柄になるとルーズなコウの言動に困惑する。絵を描くのは好きだがゲーム制作の経験はない青葉は、最初の仕事で端役キャラクターのモデリング作業を任され、慣れないビジネスマナーや3DCGに悪戦苦闘しつつも、先輩社員たちの協力や叱咤を得て、キャラクターデザイナーとしてのスキルを磨いていく。

NEW GAME! - Wikipedia

newgame-anime.com

 

魅力その1:安心の動画工房クオリティ

 作画的なところで言うと、PVとかOPなんかを見ればもう伝わるというか、寧ろ言葉では上手く伝えられない。

綺麗だし何より動きが、単に滑らかに動くってだけでなく、何ていうかその動きいいねって動きする。好き。

 作画以外で言うと、これは次項で書くけど、あくまで日常系・コメディ系作品としてギスギスしすぎない空気感で貫いてくれるのも魅力。好き。

何より藤原佳幸監督はじめ『未確認で進行形』スタッフが名を連ねてるという安心感。好き。

www.youtube.com

 

魅力その2:黒さを感じさせない優しい世界

 ちょいと残業するわーってノリで徹夜していたり、翼を授ける系のドリンクが机に並べられていたりと、ところどころ業界のブラックさがさらりと描かれている。

ただそういったところも悲観的にスポットを当てたりはせず、寧ろ楽しむネタとして昇華している。

それはある意味社畜としての英才教育が完了して洗脳されたという闇と受け取れなくもないが、そんな穿った見方を排除して見ると純粋にこれは優しい世界なのである。

彼女らには仕事に対するモチベーションがあるし、おまけに皆良い人。その材料だけでこの優しい世界は受け入れられる。

実際、やってる仕事楽しいときとかチームの雰囲気良かったりするとある程度の残業は許せるしね。ある程度にも限度ってもんがあるだろ限度がってときは辛いけども。苦しいけども。

まぁ、そんな自分を納得させるような解釈もできなくないが、そんなところのリアルさは深く追求せず、ゆるっと見られる作品に仕上げてくれているところが魅力なのだと言いたい。

日常アニメたらしめる徹底した緩やかな雰囲気作りが心地良く。好き。

 

魅力その3:ひたむきさ前向きさが実を結ぶ感動

 日常シーンが多いのは事実だけど、主人公・青葉の新人らしい振る舞いが随所に盛り込まれている。

一部で有名な「今日も一日がんばるぞい!」の発言も然り、何というかとにかく新人らしさを感じるひたむきさが垣間見えて応援したくなる。

黒い世界など疑わず目の前の仕事にひたむきに頑張る姿に心を打たれる。

同様のテーマを扱う作品に比べると本作は大きな山や谷があるわけではない。

そこが逆に、"一難去ってまた一難な苦難を乗り越えてきたからこそ"という感情抜きに、ただ純粋に、作ってきたものが出来上がるという喜びを思い出させてくれる。

 そしてひたむきさというところでもう一人スポットを当てたいのが青葉の憧れであり上司となるコウさん。

仕事にひたむきに取り組むも人間関係が苦手で先輩社員と軋轢が耐えなかったり、後輩を潰してしまった過去などのトラウマを抱えている彼女が、青葉の言葉で少し前向きになる最終回が凄くグッとくる。好き。

 

終わりに

 放送されていたこの夏は色々忙しい時期だった。

だからか余計に、日常系アニメとしてのほほんと見られればいいやと思っていたけど、それだけでなく前向きな気持ちも与えてもらえた作品だった。

今日も一日がんばるぞいとか朝起きたらとりあえず言っちゃうからね。ぞいのタイミングで起き上がるからね。

 そんなこんなで兎にも角にも最終回がとても良かった。更にまんがタイムきらら編集部 (@mangatimekirara) | Twitterに貼られた↓のPVの出来も凄く良い。

 

あと、原作未読だったけど原作絵が好みなので買います。

NEW GAME! (1) (まんがタイムKRコミックス)

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